1) 適地
日当たりがよく、排水と保水の良いところが適します。連作はできませんので、必ず7〜8年作付けされていない場所を選びます。
2) 品種
サヤエンドウ:キヌサヤとも呼びます。若どりしたさやを食べます。つるなしの品種も出ています。
例)成駒、仏国大莢、絹莢
実エンドウ :むき実用品種、グリ−ンピ−ス。食べるのは未熟の太った実です。
例)ウスイ、白竜、久留米豊
スナップエンドウ:実が太り出したものをさやごと食べられます
例)スナックエンドウ、ジャッキ−、グルメ
3) 作り方
畑の準備 連作には弱いので、7〜8年作付けしていない場所を選びます。あまり早くまくと年内に大きくなりすぎ、冬の寒さに耐えられなくなります。10月下旬〜11月上旬がちょうど良い頃です。ナスやトウガラシの後に作付けが可能です。また、連作の問題などで年内には場所がない場合は2月になってからタネまきすることもできます。収穫時期は遅くなり収量も少なくなりますが、年内穫りのキャベツやハクサイの後にまくことができます。
タネまきの1週間前に畝を立てます。1uあたり堆肥1kg、苦土石灰 100g、ようりん40gを施し、深く耕します。未熟の堆肥や発酵がすすんでいない鶏糞はタネバエを呼ぶので施用しません。基肥には緩効性肥料(チッソ10%程度)を用い、1uあたり 100g施します。幅1.5 m程度の畝を立てます。雑草防止のために黒マルチをかけてもかまいません。
タネまき
必ず1条まきにします。株間を15cm、1カ所2〜3粒ずつまきます。覆土は2cm程度です。寒さが厳しく、強い北風に当たる場所では防寒対策として、北側に防風のワラを立てたり、株もとにモミガラをまいて、風で飛ばされないように軽く土をかぶせたりします。
整枝と誘引
3月中下旬からつるが伸びだしてくるので、1株に3〜4本のつるを伸ばすように、
弱いつるは地際からハサミで切り取ります。
エンドウは、日によく当たるつるには良い実が付き、日陰にはほとんど実がなりません。元気の良いつるが伸びた後で弱いつるが伸びると、日のよく当たる外側に伸びて元気の良いつるを陰にしてしまいます。これでは良い実が穫れません。1条まきにするのもこのためです。
次に支柱を立てて誘引します。竹の枝などがあればつるをからませるのに最適です。なければキュウリネットを使ったり、麻紐を張り巡らせます。
さらにつるが1m以上に伸びてきたら、つるが折れたり垂れ下がったりしないように、つるの外側に紐を張ります。両側から挟むようにキュウリネットを使ってもよいでしょう。
追肥
最初の花が咲いた頃に追肥をします。速効性の肥料を10uあたり200 gほど与えます。 収穫が始まった時にも同量与えます。
4) 収穫
ス−パ−等で陳列されているエンドウを目安に収穫すればよいのですが、家庭菜園ではやや早めに収穫すると新鮮さを強く味わうことができます。
サヤエンドウ :種子が太らないうちに収穫します。穫り遅れると莢がかたくなり、スジっぽくなります。仏国大莢は種子が少し太った頃に収穫します。
実エンドウ :莢が白くなったら収穫します(ウスイ)。莢が小さいうちは、キヌサヤとしても食べられます。
スナップエンドウ:実が太り出したら収穫します。莢ごと食べられますが、遅れるとスジっぽくなります。
5)病害虫防除
連作しなければ致命的な病気はありませんが、うどんこ病がよく発生します。枯れてしまうほどの被害ではありませんが、後半には株全体が白くなって弱ってしまいます。
トリフミン水和剤(前日)、バイレトン水和剤(前日)といった農薬があります。