1) 適地
高温や乾燥に弱い野菜です。肥えた、保水力に富んだ砂壌土が適しています。一方、畝間に水がたまると根腐れを起しやすいので排水を良くします。また、木の陰など日陰になるような場所が適しています。
2) 品種
栽培品種として利用されているのは、ほとんどが愛知早生です。自生している山ぶきの地下茎を植えつけても栽培できます。
3)作り方
畑の準備 1u当たり堆肥2kg、苦土石灰100g、ようりん20g、高度化成肥料100g、油粕50gを施し、よく土と混ぜ合わせた後、幅1〜1.2mの畝をたてます。
苗の準備
種苗店には4月ごろ売り出されます。地下茎を植え付けるので、太いもののほうが茎葉の生育は旺盛です。苗取りをする場合は、3〜5節で切断して植えます。
植えつけ
春植えは4月上旬、秋植えは10月上旬に植えつけます。株間30cmの3条植えとします。山ぶきは茎葉が小さいので、株間20cmで4〜5条植えできます。植えつけ後、かん水し、乾燥防止のためわらを敷きます。
かん水
乾燥に弱いので、株もとが乾かないように、十分に水をやります。
追肥
定植後1カ月ごとに高度化成肥料を1u当たり20g株間に施します。
収穫
1番目の葉が伸びて、2番目の葉が伸長しだしたら、1番目の葉を収穫します。穫り遅れると軸が硬くなり筋ばってしまうので、早めに収穫します。
また、翌春生じるふきのとうは、放っておくと株に負担がかかるので、摘みとって早春の味を楽しみます。
4)病害虫防除
病害虫の被害はほとんどありません。
5)利用法
油揚げや筍との煮物、ふきご飯、数本を油揚げでくるんだ信田巻きなど。山ぶきは佃煮に。ふきのとうは、おひたしにして酢味噌でいただきます。