イチゴ
イチゴ(バラ科)


 毎年苗作りをして植えかえる。根の張りが浅いので、乾燥や肥料やけに気をつける。

作型/月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
露地栽培_______________Y--------Y-----@------
次年-------------*****__________________

 1) 適地
 県内どの地域でも栽培できますが、保水力が大きく通気性の良い粘質土が適します。排水にさえ注意すれば、畑より水田の方が活着後の生育が良く、たくさんとれます。

 2) 品種
 「宝交早生」が適しています。ハウスでつくられる「とよのか」や「女峰」は露地栽培には適しません。

 3)作り方
 @苗の育て方
 親苗の管理 初めて栽培する場合は、購入苗を10月末に植えつけますが、2年目以降は、収穫後の株をそのまま残すか、別の場所に植えつけて親株とします。6月上旬〜中旬、いずれも1u当たり1株になるように、間引くか植えつけます。親株1株からは普通20〜30株、上手に育てれば50株くらいの苗がとれます。
 植えかえる場合は、1u当たり堆肥2kg、苦土石灰100gを施用して耕し、その1週間後に高度化成肥料50gを全体に施しうねを立てます。植えかえの際には、ランナーを取り除き、根土をできるだけ付くように掘り上げ、植え付け後十分かん水します。収穫後の株をそのまま親株にする場合は、6月と7月に軽く追肥します。
 7月頃までに発生したランナーは全て取り除きます。この後ランナーが伸びる所の土を耕しておくと、除草でき、苗とりしやすくなります。ランナーが伸び子苗が発生しだしたら、混み合わないように適当に配置するとともに、雑草を取り除きます。また、梅雨明けから乾燥するようなら、欠かさず水をやります。

 苗の仮植
 8月下旬〜9月上旬に親株から発生した苗のうち、本葉3〜4枚で根のよく出たものを仮植します。苗とりの前日、苗床にたっぷり潅水しておきます。仮植床の元肥は、親株の移植と同程度施します。イチゴは、親株の反対側に花が咲く習性があります。そこで、苗とりの際、親株に近い方のランナーを3cm程度残し、反対側のランナーは株元から切り離して、定植の際植える方向の目印にします。親株に一番近い苗や最先端の苗は、老化していたり葉数や発根量が少ないので、使わないようにします。苗取り後は、根を乾かさないようにできるだけ早く仮植します。芽の部分が埋もれないように浅植えで、密度は15cm角に1株の割合とします。作業は日中を避けて行い、植え終わったら十分かん水します。

 仮植苗の管理
 活着するまでの1週間ほどは、毎日かん水し、日中はよしずや寒冷紗で日覆いをします。  活着後は発生するランナーやわき芽、老化した葉をかき取るとともに雑草を防除します。追肥は定植までに1〜2回、高度化成肥料で1u当たり10〜20g施します。

 A本田での作り方
 畑の準備
 4〜5年イチゴを栽培していない畑を選びます。1u当たり堆肥2〜3kg、苦土石灰100g,BMようりん50gを施した1週間後、緩効性肥料(IB化成等)100gまたは油粕200gを施し、幅1.2mの畝を立てます。

 定植
 10月下旬〜11月上旬に株間30cmで2条植えします。仮植と同様できるだけ浅植えにします。通路側に花房を揃って出させるために、苗とりの時目印に残したランナーを畝の内側に向くよう植え付けます。定植後は十分かん水します。 追肥・中耕 追肥は2月に、1u当たり高度化成なら20〜30g,油粕なら80g程度、または両者の半量ずつ混合して施します。追肥のあとは表面を軽く中耕します。  マルチング 果実の汚れ防止や、地温上昇、雑草防除などのため、3月上旬に黒色のポリフィルムをマルチします。まず畝全体をフィルムでおおって周囲を固定します。フィルムの上から軽く押さえるとイチゴの株の位置がわかるので、手で破ってフィルムの外に出してやります。

 かん水
 4〜5月に晴天が続いて畝が乾燥したら、マルチ内にかん水します。

 防鳥対策
 果実が色着いてくるとヒヨドリなどに食害されるので防鳥ネットを張ります。

 収穫
 全体が着色したら朝夕の涼しい時にとります。

 4)病害虫防除
 イチゴは無農薬でもりっぱな果実がとれます。ウイルス病や萎黄病の予防のため、毎年秋に、2〜3株新しい苗を購入して親株の更新を図ります。

病害虫写真
うどんこ病
輪斑
ハダニ
交配用のミツバチ