モロヘイヤ 
モロヘイヤ(シナノキ科)


インド、エジプトなどの熱帯地方で古くから栽培され、カルシウム、カロチン、鉄分を豊富に含む。最近注目される栄養野菜のひとつ。

作型/月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
移 植____________o--@--**********________
直播き_____________o------*********_______

1)適地 
 高温多湿の気候を好みますが乾燥にも強い。有機物に富む耕土の深い肥もちの良い畑で良く生育します。  

2)品種 
 今のところ品種はひとつしかなく、モロヘイヤの総称で呼ばれています。

 3)作り方
 タネまき
 5月上旬にポリポットにタネを5〜6粒まき、2〜3mm程度覆土しトンネルをかけます。10日程で発芽してきますので間引きを行い、本葉が2枚のころに1株にします。本葉5枚まで育苗します。5月下旬からポリポットにまくのと同じ要領で直まきできます。

 畑の準備
 1u当たり堆肥2kg、苦土石灰100g、BMようりん50g、高度化成肥料60gを施し、よく耕うんして1mのうねを立てます。

 植えつけ
 十分に地温が上がる時期になってから行います。マルチをするとより効果的です。株間50cmの1条植えにします。

追肥
収穫が始まる頃から2週間に一度1u当たり高度化成肥料を30g施し、中耕を行います。

収穫
 1回目の収穫は草丈が50cmになったころに、摘心を兼ねて上部15cmくらいで摘み取り ます。その後は、発生してくる側枝の先端5cm程度の若芽を摘み取っていきます。花や種子には毒があると言われており、花や莢とその付近の茎も食べない方がよいでしょう。

4)病害虫防除
 病害はほとんどありませんが、害虫はコガネムシ、ヨトウムシが発生します。見つけたら捕殺します。

 5)利用方法
 刻むと独特のぬめりがあります。おひたし、和え物、天ぷら、サラダ、酢の物、スープなど利用範囲の広い野菜です。