ピーマン
トウガラシ・ピ−マン(ナス科)


高温性の野菜なので、充分暖かくなってから栽培する。 二股の枝のうち強い方を伸ばし、背を高くするのがコツ。
作型/月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
購入苗____________@----************_______
自家育苗___________o--Y-@---********________

1)適地                                    
 日当たりがよく、よく肥えた排水が良いところが適します。日当たりが悪くやせたとこ ろではおいしいものが穫れません。10月まで長期にわたって収穫するので、秋野菜の栽培 に邪魔にならない場所を選ぶことも大切です。                   

2)品種 
 トウガラシには香辛料として用いる辛味種、辛くないものを甘味種と呼んでいます。甘味種の中で果実が丸く膨らんでいる品種をピ−マンと呼び、特にオランダから輸入されて有名になったジャンボピ−マンはパプリカと呼ばれ、カラフルな色を楽しむこともできま す。さらに鑑賞用の品種もあります。
 辛味種  鷹の爪、八房 (ここでは触れません
 甘味種  伏見甘長、シシトウ
 ピ−マン 京みどり、ジャンボピ−マン類

3)作り方
 畑の準備
 大きくて柔らかいトウガラシを長期間収穫するめには、充分な肥料分と水分が必要です。そのためには、IB化成やCDU化成などの緩効性肥料を用い、できるだけ深く耕します。できれば、スコップなどで畝の中央になる部分を50〜60cmの深さに掘り上げ、表面の肥えた土と堆肥、緩効性肥料100g/株、ようりん20〜30g/株を交互に埋め戻しておきます。
 堆肥と苦土石灰(夏野菜の場合は苦土が必要)をそれぞれ1uあたり2kg、 200g施し、耕起します。  元肥には前述の緩効性肥料を、埋め戻しとは別に1uあたり200〜250g施します。定植1週間前に、幅1.2 m程度の畝を立て、畝にマルチをかけて地温を高めておきます。  

 植えつけ
 一般には苗を購入します。霜さえ降らなければいつ植えてもかまいませんがあまり早く植えてもなかなか大きくならないので、充分に暖かくなってから、平坦地なら5月10日頃に植えればよいでしょう。株間60〜70cmに広く植えます。50cm程度の細い仮支柱を立て、くくり付けておきます。  自家育苗する場合は、4月下旬からトンネル内で種子をまき、本葉1〜2枚時にポリポットに鉢上げします。

 整枝
 放任しておくと各節からわき芽が伸び、ずんぐり型の樹になって、あまり収量もあがりません。最初に枝分かれする節より下のわき芽は全て取り除きます。二股になった枝の強い方を残し、他方を摘んでしまいます。これを一段おきに続けると、1本の太い茎がとおります(1本仕立て)。1.5 m程度の支柱を1株1本立て支柱にくくり付けていきます。側枝は20cm 程度で摘心します

 追肥
 定植7〜10日、活着した頃に、根が伸びる先(株もとから10cm離れたところ)に速効性肥料(燐硝安加里S604など)スプ−ン1杯をパラパラとまいて軽く中耕しておきます。収穫が始まったら2週間に1回、スプ−ンに1杯与えます。鍬の柄などで深さ6〜7cmの穴をあけ、肥料を入れて埋め戻します(穴肥)。
 梅雨明け後はマルチ内の温度が高くなりすぎるので、マルチの上に敷きワラをして、陰にします。草刈りした雑草をマルチの上に乗せてもかまいません。
 夏の乾燥期にはうね間かん水します。乾燥が続くと実が辛くなります。

 収穫
 遅れないように若どりします。実の色が葉と同じ緑なので、見落とさないで下さい。特に伏見甘長やシシトウは穫り遅れると硬くなっておいしくありません。最盛期には必ず毎日収穫します。赤くな った実がたくさん樹に残っているようでは、その後 の収量は期待できなくなります。

4)病害虫防除
生長点の葉がクシャクシャと縮むウイルス病にかかりやすい野菜です。アブラムシ類が媒介するので 、オルトラン粒剤(定植時)などによって防ぎます。また銀色のマルチフィルムを用いるとアブラムシ 類を寄せ付けにくくなります。

病害虫写真
ウイルス病/青トウ
萎凋病