1) 適地
乾燥に強く、吸肥力が強いので、畑や庭の隅などやせ地でも作れます。土質は特に選びませんが、歯切れの良いらっきょうを作るには、砂地が適しています。
2)品種
主につくられている品種は在来種のラクダ(大玉)、ラクダから選抜された九頭竜(小玉)。他に八ツ房(小玉)があります。
3) 作り方
畑の準備
畑は耕すだけで、特に肥料をやる必要はありません。幅60cm程度の小畝をたてます。
植えつけ
8月下旬〜9月上旬に大きめのタネ球を選んで、条間20cm、株間10cmの2条千鳥に1球ずつ植えつけます。植え溝を掘って、タネ球を上向きに並べ、6〜7cm覆土しておきます。
中耕・追肥
10月、2月、4月に1回ずつ中耕と追肥を行います。高度化成肥料を1uあたり20g株間に施し、軽く耕します。2月と4月には株元に土寄せします。
収穫
6月、葉先が枯れ始めたら株を抜き取り、根と葉を切りとります。来年のタネ球を残す場合は、根は付けたままで風通しの良いところに保存します。
4) 病害虫防除
ネダニが付くので、植えつけ時にダイシストン 粒剤を1球につき半つまみ、植え溝に施用します。
5) 利用法
生ラッキョウのおかか和え、天ぷら。甘酢漬けにしてカレーライスの薬味に。