ラッキョウ 
ラッキョウ(ユリ科)


原産地は中国。薬用植物として古くから利用されている。 ラッキョウ漬けはカレーライスとベストマッチ。

作型/月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
普通栽培---------------***______@-----------

 1) 適地
 乾燥に強く、吸肥力が強いので、畑や庭の隅などやせ地でも作れます。土質は特に選びませんが、歯切れの良いらっきょうを作るには、砂地が適しています。

 2)品種
 主につくられている品種は在来種のラクダ(大玉)、ラクダから選抜された九頭竜(小玉)。他に八ツ房(小玉)があります。

 3) 作り方
 畑の準備
 畑は耕すだけで、特に肥料をやる必要はありません。幅60cm程度の小畝をたてます。

 植えつけ
 8月下旬〜9月上旬に大きめのタネ球を選んで、条間20cm、株間10cmの2条千鳥に1球ずつ植えつけます。植え溝を掘って、タネ球を上向きに並べ、6〜7cm覆土しておきます。

 中耕・追肥
 10月、2月、4月に1回ずつ中耕と追肥を行います。高度化成肥料を1uあたり20g株間に施し、軽く耕します。2月と4月には株元に土寄せします。

 収穫
 6月、葉先が枯れ始めたら株を抜き取り、根と葉を切りとります。来年のタネ球を残す場合は、根は付けたままで風通しの良いところに保存します。

 4) 病害虫防除
 ネダニが付くので、植えつけ時にダイシストン 粒剤を1球につき半つまみ、植え溝に施用します。

 5) 利用法
 生ラッキョウのおかか和え、天ぷら。甘酢漬けにしてカレーライスの薬味に。