1) 適地
日当たりがよく、排水と保水の良いところが適します。肥え過ぎているとツルぼけになりやすいので、避けた方が無難です。特にトウガンは茂りやすいので、どちらかと言えばやせたところの方がよいようです。
また、一般には地這い栽培なので、広い場所が必要です。
2) 品種
シロウリ:桂シロウリ:最もポピュラ−な品種
阿波みどり:肉厚があり、品質もよいが、果形が乱れやすい。
在来品種 :県内各地に伝わる品種。吉川シロウリ、縞ウリ(長浜)、杉谷ウリ(甲南)などがあります。
トウガン:長とうがん、大丸とうがん、などがあります。滋賀県では、「かもうり」とも呼ばれています。
3) 作り方
収穫を急がないのであれば直播で充分です。 育苗する場合はポリポットを利用します。ポットに土を詰め、育苗床に並べて充分かん水してから2〜3粒ずつ種子をまきます。トンネルを掛けて保温し、双葉展開時に1本に間引き、本葉3〜4枚まで育苗してから定植します。
畑の準備
連作には弱いので、ウリ類を3〜4年作付けしていない場所を選びます。
タネまき 植えつけの1週間前に畝を立てます。1uあたり堆肥1kg、苦土石灰 100gを施し、深く耕します。基肥には緩効性肥料(チッソ10%程度)を用い、10uあたり1kg施し、幅1.5 m程度の畝を立てます。特に直まき栽培では雑草防止のために黒マルチをか
けておくとよいでしょう。
タネまき
高温性の野菜なので、充分に暖かくなっ てからまきます。種子を1昼夜水に浸けておくと生やすくなります。1m間隔に数粒ずつまきます。トンネルやホットキャップをかけると初期の生育がよくなります。
管理
直まきでは、本葉が開いたら1本に間引きます。ホットキャップを掛けている場合は始めのうちは小さな穴を開け、生育してきたら内部が込み合わないうちに上部を破ってツルを出し、伸ばします。
整枝
シロウリもトウガンも共に孫づるに着果します。親づるは5〜6節で摘心し、勢いのよい子づる4〜5本を伸ばします。四方に広がるように配置します。子づるの下位7節までの孫づるは取り除き、後は放任にします。整枝が遅れると、子づる、孫づるの区別がつかなくなり、何節目から出ているのかも分からななってしまいます。
親づるからでる下位の孫づるは早い目に整枝し、株元を空かしておくようにします。
また、整枝するときもできるだけうねの上に乗らないようにします。
敷きワラ
つるが50〜60cm伸びた頃から敷きワラをします。麦ワラを使ってもかまいません。マルチを掛けてある場合でも薄くワラを敷いた方がよく、風で飛ばされないように紐を張って押さえます。
追肥
敷きワラをする時に追肥をします。シロウリでは高度化成肥料を1uあたり20g、トウガンでは10gを施します。さらに、シロウリでは着果しだした頃から10日ごとに2〜3回、化成肥料を 20gずつ与えます。
また、シロウリでは梅雨明け後に乾燥するようであれば、畝間に水を通すなどして、かん水に努めます。
4) 収穫
シロウリ
表面の毛茸(もうじ)がとれ、果実の色がやや薄くなった頃が収穫適期です次々と穫れるので、遅れないように注意して下さい。また、自分で奈良漬けなどに加工する場合は、漬ける準備も早めにしておきます。
トウガン
開花後40〜50日で成熟します。果実の表面が白く被われたものを収穫します。風通りの良い冷暗所に置いておけば寒くなるまで保存できます。
5) 病害虫防除
比較的病害虫被害の少ない野菜で、連作しなければ土壌病害はかなり防ぐことができます。登録されている農薬も少なく、トウガンにはほとんどありません。べと病やうどんこ病が発生すれば早めに葉ごと取ってしまいます。また、アブラムシ類も同様に葉ごと取り去ります。
シロウリ
アブラムシ類 スミチオン乳剤(収穫前日)、エルサン乳剤(3日前)、ウリハムシ、アブラムシ類 マラソン乳剤(収穫前日)
べと病 オ−ソサイド水和剤(14日前)