家族菜園ではできるだけ農薬を使いたくないものです。雑草は生やさないのが一番ですが、野菜の生育に大きな害が出ない程度にうまくつき合えばいいのではないでしょうか。
1) 最も効果的なのはマルチ栽培
2) 中耕除草も効果的
3) 専用雑草抜き器も使ってみよう
4) 移植栽培で雑草をかわす
雑草とうまく付き合えるようになれば家庭菜園も一人前?
ここでは、2〜3aの菜園で除草剤を使わずに雑草を抑えるヒントを挙げます。
ほとんど雑草の種子は光に当たらないと発芽しない性質があります。土の中では、水分も温度も酸素(空気)も十分にあっても発芽しません。土の表面に出て、条件の良いときだけ発芽します。つまり、土の表面を陰にすれば雑草は生えてきません。
黒色ポリフィルムを用いるのが一般的ですが、陰にできさえすれば何でもかまいません。紙マルチも市販されています。ダンボ−ルで畝を覆うのも効果的です。敷きワラも立派なマルチ栽培です。
秋にモミガラが手に入るのなら、キャベツやハクサイの通路いっぱいにモミガラを敷き詰めると草は生えません(モミガラは風で飛ぶので、使う場所を考えること)。スイ−トコ−ンの軸を押切りなどで切り、通路に敷くのもよいでしょう。
ジャガイモやサツマイモではマルチ栽培が広く行われていますが、通路もマルチで覆うと完全に雑草を抑えることができます。マルチフィルムは幅の広いものを選ぶのがコツです(180〜210cm)。畝をすっぽりと覆えるし、裾を押さえるのも楽になります。
畝の表面をクワなどで浅く耕すことを中耕除草と言います。雑草が生える前か、発芽直後に表面1〜2cmを耕すと、下からの毛管水が上がってこなくなり、土が乾燥するので雑草も枯れ、雑草は生えません。晴天が続いているうちは、この部分がマルチになっているわけです。雨が降ったらまた中耕しなければなりません。面倒なようですが、キャベツやハクサイも最初の1ヵ月の間雑草を抑えればよいので、雨の降り方にもよりますが、3〜4回中耕すればよいわけです。野菜の株元の雑草は抑えられませんが、畝全体の雑草を手で抜くことを思えば楽です。除草専用の軽く使いやすいクワも販売されています。
雑草の根はかなり強いもので、引き抜くのにも結構力がいります。特に夏の土が乾燥しているときはイヤになるほどです。園芸店には「雑草引き抜き器」も並べられており、カマや手グワとは違った雑草抜きができます。狭いところや深い根も抜けるので重宝します。クワと組み合わせて使うと効果的です。
直まきすると、野菜と同時に雑草も生えてくるので、除草が大変です。育苗して苗を植えると、スタ−ト時点で野菜がリ−ドできます。ハクサイやチンゲンサイなど、移植できる野菜は育苗し苗の周りだけ紙などでマルチするのもよい手でしょう。