7.品種 グリーンコメット (タキイ) 極早生種 定植後 40日収穫
作業の種類 | 技 術 内 容 |
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播 種 期 | 早生種 7月上旬 中生種 7月中旬 晩生種 8月上旬 | |||||||||
種子の準備 | 3900粒/10a (コート種子) | |||||||||
播種床の準備 |
セル苗トレイ(128穴)30枚/10a 専用育苗培土 90リットル、バーミキュライト(覆土用)25リットル/10a なるべくハウス内で育苗する。 |
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播 種 |
育苗培土を均一に充填し、潅水する。 専用鎮圧機使用し、培土に播種穴をあける セル苗用播種機(目皿振動方式・手動)で播種。 播種後バーミキュライトで覆土(3〜5mm程度) |
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育苗管理 |
トレイの底を空気にさらし根鉢形成を促すため、トレイは地面 から5cm以上離す。 発芽まで寒冷紗等で日覆する。 1割程度の発芽をめどに、日覆を除去する。 培土を乾かさないようこまめに灌水を行う。 播種後20日頃、葉色の退色を見て液肥500倍程度を潅水す る。 |
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定植準備 |
定植2週間前までに、堆肥や苦土石灰を施して耕起する。 好適pH範囲 6.0〜7.0 酸性土壌ではモリブデン欠乏がおこり易く、pHが高いとホウ素 欠乏がおこり易い。 |
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肥料設計例
| 肥料設計例(kg/10a) |
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肥 料 名 | 全量 | 基肥 | 追肥1 | 追肥2 | 成 分 量 | |||||
N | P | K | ||||||||
堆きゅう肥 鶏 糞 BMようりん 苦土石灰 CDUタマゴ化成 燐硝安加里
| 3000 300 40 120 120 70 | 3000 300 40 120 120 | 40 | 30 | 15 14 11 | 12 14 7 | 6 14 10 |
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合 計 | 40 | 33 | 30 | |||||||
(注)極早生では追肥2は不要 | ||||||||||
定 植 |
畦巾 135cm 株間 40cm 2条植(3500株/10a) 本葉3〜4葉(播種後20〜23日) |
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管 理 | 高温乾燥期の定植となるため、定植後活着までは灌水につとめ その後は天候によって畦間灌水を行う。 生育中期からは降雨後の排水をよくする。 | |||||||||
台 風 対 策 | 葉ずれで細菌病が発生し易いので、台風通過後ただちに銅剤で 病害予防を行う。表土が雨でたたかれ固くしまったときは、浅 く中耕する。 草勢が弱ったときは液肥や硫安の施用で回復を図る。 | |||||||||
追 肥 | 初期には窒素とリン酸を充分に効かせる。 花芽分化から出蕾までの間に、加里が不足すると茎葉の成長が 抑えられ、花蕾の肥大が不良になる。 (第1回追肥) 定植後約20日で施し、土寄せを行う。 特に初期生育を促進させることが大切で、早生種は花蕾がで るまでに、充分に株を張らすことが必要である。 (第2回追肥) 定植後約40日で施す。 |
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病害虫防除 |
病虫害名 薬 剤 名 希釈倍率等 軟腐病 銅水 黒腐病 同上 根こぶ病 ネビジン粉 20〜30kg 畝施用 ヨトウムシ類 DDVP乳 1000倍 トアローCT水 1000倍 エルサン乳 1000倍 コナガ パダン溶 1000倍 アタブロン乳 2000倍 アディオン乳 2000倍 トアローCT水 1000倍 ネキリムシ ネキリトン粒 2〜3kg 株元施用 アブラムシ DDVP乳 1000倍 デプテレックス乳 1000倍 |
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収 穫 |
主茎に大きな頂花蕾が出来るが、花蕾の頂部がバラついてきた り、蕾が肥大して黄変したりする前に収穫する。 茎を12〜15cm付けて切りとり、葉は花蕾の面と同じ程度 の高さに切りそろえる。 |