ひのな(春・秋穫り)
 
 
技術体系設定の前提条件
1.適応地域        県下全域      
 
2.圃場条件        排水性が良く、耕土の深い肥沃なほ場
 
3.輪作体系        小麦→ひのな ひのな→秋冬野菜 ひのな→水稲
 
4.目標収量        3.5t/10a
 
5.標準的な作業時間    132時間/10a
 
6.栽培技術のポイント
 
   (1)病害虫防除を徹底する。
   (2)秋穫り栽培では、生育初期の乾燥に注意する。
 
7.品種    品種名 ひのなかぶ
        
作業内容







 

作業の種類

     技     術    内    容

播 種 期
 

春穫り:1月上旬〜2月上旬、3月中旬〜4月上旬
秋穫り:8月中旬〜9月中旬

種子の準備
 

0.8dl/10a
 







 







































 

作業の種類

     技     術    内    容

ほ場準備














    
 

基肥は全層施用し、深耕する。
 肥料設計例(kg/10a)










 

肥 料 名
 

全量
 

基肥
 

追肥
 

追肥
 

成 分











 

完熟堆肥
苦土石灰
BM有機1号
固形30号
燐硝安加里s604

1000
120
 40
 40
 40

1000
120
 40
 40
 





20





 20



5
4
6



4
4
4



5
4
6
合   計
 

 

 

 

 
15
 
12
 
15
 
(注)堆肥は完熟したもの施用する。未熟だと又根や曲がりの
   原因となる。
畦巾 100〜 120cm
条間  20cm    株間 12〜15cm

播   種

播種機利用(条播あるいは点播)

管   理

 

間引き 本葉2〜3枚時と本葉5〜6枚時の2回
    (条播の場合、最終株間を12〜15cmにする。)
追肥  本葉4〜5枚時と本葉7〜8枚時の2回

病害虫防除






 

根こぶ病、根くびれ病   ダコソイル 粉剤 30〜40kg/10a
             ネビジン粉剤  20〜30kg/10a

ヨトウムシ   エルサン乳       1000倍
アオムシ    DDVP乳       1000倍
        デイプテレックス乳   1000倍
コナガ     トアローCT水     1000倍
        コナガコン(フェロモン剤)

収   穫


 

播種後60日をめやすにし、直径2.5cmぐらいになった
ものから収穫する。ただし、収穫が高温期の時は一斉収穫す
る。