作業の種類 |
技 術 内 容 |
管 理
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除 草:播種後、雑草発生前に除草剤を散布する。1〜2日後
の天候にも注意し、大雨の降りそうな時は見合わす。
サタ−ンバアロ粒剤 6kg/10a
または
サタ−ンバアロ乳剤 800ml/10a
(水100リットルに溶かして散布する)
間引き:葉数3枚までに、生育の良い株を残し、他をハサミで
切りとる。
分げつは取らずに残す。分げつの葉が親茎の活動葉を
陰にする場合には分げつ茎の中間で切り落とす。
除 房:1株に2〜3本の雌穂が着くが、一番上の雌穂の太り
をよくするため、2番目の雌穂を取り除く(3番目は
取らなくてもよい)。
絹糸が出始めた頃が最も除房しやすく、葉の傷みも少
ない。適期を逃したら、葉を傷めるので、除房しない
方がよい。
追 肥:1回目/葉数4〜5枚時 条間に施す。葉にのらない
ようにやること。追肥後、軽く中耕し、土寄
せをする。深く中耕すると根を切ってしまう
のでマイナスになる。
2回目/雄穂抽出期 畝の肩に施す。
潅 水:葉数5枚以降、乾燥がひどい場合には畝間潅水する。
排水の悪い水田では、速やかに水が抜けるようにして
おかないと逆効果になる。
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病害虫防除
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病害:特に発生しない。長雨の場合には、すす紋病が発生する
ことがある。
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病害虫防除
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害虫:アワノメイガ、アワヨトウ
抑制栽培では栽培初期から発生するので、葉数4〜5枚時か
ら防除する。
また、雄穂に産卵されることが多いので、出穂する前から雄
穂にかかるように葉の中へ散布する(デナポン粒剤)。
絹糸(めしべ)が出てからは、雌穂を中心に、株全体にかか
るように散布する。
パダン水溶剤 700倍
パダン粒剤4 4〜6kg トップドレッシング
デナポン粒剤 4〜6kg 雄穂出穂前葉中へ
トレボン乳剤 1,000倍
害虫:アブラムシ
高温乾燥時に発生が多い。発生初期を逃さずに防除する。
エルサン乳剤 1,000倍
アリルメ−ト乳剤 1,000倍
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収 穫
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絹糸が出て、約25日で収穫適期になる。絹糸が黒くなった
ら試しに収穫してみて、適期を逃さず収穫する。
先端粒まで肥大し、かつ種皮が硬くならない時期である。夏
期の収穫に比べると、収穫適期はやゝ長い。
鮮度を上げるため、10月上旬までは早朝収穫が望ましい。
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後 始 末
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茎が緑色のうちにロ−タリ−耕を行うとすき込みやすい。枯
れてから耕運すると、うまく茎が切れない。
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