Richo ポケット計算尺


 奈良の餅飯殿商店街で採取しまたRichoのポケット計算尺でおます。
HEMMI以外の計算尺ちゅうたら、やたらレアになってますな。滅多に見かけることもありません。 上の写真は「NO.403」でおます。
 全長が12cm弱と確かに小型で「ポケット計算尺」と呼ぶにふさわしいサイズですな。


 上のモデルは全長14.5cmの「NO.514」でおます。 少し大きめのサイズなんやけど、かえってカーソル等は読みやすうてええ感じです。
尺はルート10で切ってますし、裏面にはT1、T2,L,Sとありますんで、ポケット型とはゆうても理数系指向です。

 なんとまぁ未開封やったもんで、もったいのうてまだ開けてません(^^;




 これは「NO.403」のカーソルにレンズを付けたものでおます。 ケースはレンズ無しの物です(^^; ケースだけ入れ替わってます。
 同じ3付近を写してみましたんで、拡大した物と比較してみてください。
 なかなかどうして苦心の跡が感じられますけど、これでどの程度計算精度が上がったもんでっしゃろな?



 結局、Richoの計算尺も他に資料がないんですけんど、説明書の日付が昭和40年(1965)になっていますんで、おおむね昭和40年代頭の製品のようです。