表面　　L , K , A [ B , CI , C ]  S , ST , T
 裏面　　機械式計算機　滑尺裏面はブランク
※　[ ] 内は滑尺　カーソルは３本線

2013/02画像変更　2007/10作成

計算尺の利点は迅速な乗除算にありますが、弱点はどうにもならない加減算にあります。これを直接的な方法で解決しているのがこのFABER CASTELL 67/87Rbです。
加減算用には裏面に計算器を取り付けてあります。６桁あるので、これなら大抵の計算はOKです。計算器の操作は、ケース内に収納されているスタイラスで行います。（そういえばCASIOminiも6桁でした。）
計算器の盤面にはCASTELLの上とAddiatorの下に出っ張りが作られています。これによって盤面が擦れるのを防いでいます。さすがFaber細かい気配りですね。

ちょっと不思議だったのは、日本には同じような計算器は存在するのに、計算尺と計算器を組み合わせた製品がないと言うことなんです。ある人にこの話をすると「日本には算盤があるから」という答えが帰ってきました。正にその通り、気付かない私が馬鹿でした（恥

左側の小口に「12xx」と不鮮明な刻印があります。例の生産時期を表す刻印だと思われますが「12 51」とも「12 64」ともとれます。