表面      L , K , A  [  B , TI , SI , C ]  D , LL0 , LL/0
 
裏面  LL/1 , LL/2 , LL/3 , DF  [  CF , CIF , CI , C  ]  D , LL3 , LL2 , LL1

※[ ]内は滑尺   ずらし尺はπ切断です

内容的にはHEMMI No.149Aと同じもので、ただ側面にセルロイドがありません。
正確な呼称がわかりませんので、ここでは機械技術用としておきます。
うぅん、かっこええなぁ。

この個体は中古で手に入れたのですが、金属部分の腐食がひどいですね。メッキを貫通して地金にまで腐食が入っています。
材質は後世のものと同じに見えるのですけどね。 No.149AとかNo.143もカーソルに緑青が吹くことが多かったですね。そのルーツともいえるこの機種でこれだけの腐食があるということは、この腐食はHEMMI　5インチ両面型の業病とも言うべき症状なのかもしれません。

黄色っぽいのは（私が補正を掛け損なったのもありますが）タバコのヤニでしょう。ジブリの長編アニメ「風立ちぬ」では計算尺が出るのと同じくらいやたらタバコを吸っていました。
平成に入って禁煙がムーブメントとなるまでは、計算しながらタバコなんて当たり前でしたからねぇ。

かく言う私、計算しながらタバコが吸えません（笑　電卓でもダメです。運転しながらなんて以ての外。