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メーカー/国/モデル名/用途HEMMI/日本/No.2690/スタジア
サイズ10インチ  片面型
材 質本体/竹+セルロイド  カーソル/金属枠+ガラス  ケース/厚紙
尺 度

表面  L , D [ sin-cos, cos2, C, ] D, A, inch
 裏面   [ S , ST , T ]
※ [ ] 内は滑尺

製造年写真の物は1951年8月製造[BH]
価 格\1,300(No.2690A) \2,000([NI]昭和38年)
特 徴スタジア計算用にsincosとcos^2を装備
バリエーション前身はNo.90系
      ITOH 氏のコレクションを紹介しています

2011/04追記 2010/05作成

ITOH 氏からお借りしたコレクションを紹介しています。

スタジア計算用の計算尺No.2690です、この後にNo.2690Aが出ています。
スタジア計算といえばHEMMI No.269 土木工学用がよく見かける(といっても少ないですけど)ところですが、HEMMI No.90系やこのNo.2690系もありました。土木系の方はこれらを使ったんでしょう。

とまぁ知ったような事を書いていますが、実際の所「スタジア計算って何?」というレベルでして(笑
私に判るのは、直角三角形の相似を利用して水平距離を計算するって所までです。うちの親父も時々測量してましたけど、使っていたのはこんな尺じゃなかったなぁ・・。

昔の資料を見ていますと「スタヂア」と書かれていますね。地図と歴史の部屋に書かれたスタジアの説明を読むと、スタジアは距離の単位でした。

No.2690は名前の通り、元はNo.90皇紀2600年以降にNo.2690として生産されたのでしょう。大間違いでしたm(_@_)m
No.90系なんてそうそう手に入りませんがtomozawaさんのサイトにもNo.90がありますね。比べてみるとなるほどNo.90とNo.2690はだいぶ近くて、IA 尺が無いとかオーバーレンジがない程度の差です。
カーソルが3本線でこれはNo.90から変わっていません。

このモデルは[BH]ですので、PaulRssさんのサイトによると、製造は1951-68年ですので、最初期型に当たるはずです。
No.90とその派生系は1932-40年製造のようですから、両モデルの間にはちょうど10年ほどのブランクがありますね。
その間、土木屋さんは困ってたのかな?

ケースにはでっかく¥1300と貼られています。ケースの底を見ると「No.2690Aとありますから、どこかの不心得者がNo.2690の箱にNo.2690Aを入れて買っていったんでしょう。当時の\1,300-は今だと10倍以上でしょうね。

2011/04追記 
借り物じゃなくて、やっとこせでNo.2690を手に入れました(^^)  (写真は一番下に)
これを見ると、上側はインチ目盛りがあります。手前側の側面はセンチ刻みなので伊藤さんのとは逆パターンですね。その他は大きく変わったところは無さそうです。
刻印は[NI]でしたので昭和38年9月製です。価格は\2,000-となっています。

 
表面
 
裏面
 
側面
 
滑尺表裏面
 
固定尺表面+溝
表面左側 表面右側
裏面左側 裏面右側
側面左側 側面右側
表面中央部 裏面中央部
側面中央部 ケースの底 No.2690Aです
紙製ケース表面
紙製ケース裏面
インチ刻みの No.2690表面
手前側側面
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