表面　　　 A [ B , CI , C  ]　D , K
　裏面　　 はブランク　  ※　[ ] 内は滑尺

　おそらくは戦後の粗製濫造期に作られた計算尺の一つです。　表面右側の写真などでわかりますが、削り方が荒い荒い（〜〜；　ダメじゃん。
　滑尺の動きも悪いですが、これは固定尺が反ってしまっているからです（〜〜；；　固定尺が微妙に細くなっているところがあるので、そこだけカーソルが走ります（〜〜；；；　いやぁ、やってくれますね。

　裏面ブランクは、この手の計算尺ではよくありますが、表面はプラスティック様のシートを貼ってあるだけです。
折り曲げただけのカーソルも安っぽさを演出しています。　材質も「木に竹を接いだ」を地で行っています。
　なかなかこれだけ素質の良い安物はありませんね、コーア計算尺　No.4やakebono No.820を凌いでいます。

　しかしニッコーって会社はいくつかありますが、ペン先のニッコーなんでしょうか？？
＃　タチカワのＧペンを愛用していました