表面　　LL₁ , L(db) ,DF [ CF , CIF , CI , C ]  D , LL₃ , LL₂
 裏面　　K , A [ B , STI , TI₂ , TI₁ , SI ] D , DI
※　[ ] 内は滑尺　ずらし尺はルート１０切断

2013/10写真変更・少修正　2007/06作成

謎のモデルが多いRICOH製計算尺。今度はNo.42です。
この計算尺は「港工」と刻印が入っています。一体どこの港工なのでしょう。
個人情報なので書きませんが、側面に名前とクラスと覚しき刻印も入っていましたので、ロゴ・名前入れ加工をして工業高校に納入された物ではないかと推測されます。
ﾙｰﾄ10切断のずらし尺は良いのですが、裏面にはＤ尺はあってもＣ尺はありません。この面のD尺は三角関数のためだけにあるわけです。

でも、このモデルについて書かれた資料がさっぱり見あたりません。用途も高校生用と思われるだけで、確たる事はわかりません。
カーソルの形状から、Relay No.150やRICOH No.151と同時代の物と推測されます。
学校納入専用モデルだったのでしょうか？

あとちょっと変なのが、革製のケースです。「COOP」とあるので生協の扱い品の可能性が大ですが、工業高校で生協があるんでしょうか？？
もっともこのケース、HEMMI製(笑)なので後年にどこかで入れ替わった品であるのは間違いないのですけど、それが工業高校なのかどうかはわかりません。