ハクサイ(アブラナ科)


早まきすると軟腐病の発生が多く、遅すぎると結球しません。適期にタネをまくこと。
作型/月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
10月どり______________________o------***____
年内どり_______________________o-------*****
1〜2月どり******___________________o---------*


 1) 適地 
 乾燥に弱いため、肥沃な作土の深い畑が適しています。

 2) 品種
 10月どり:耐病60日
 年内どり:黄ごころ75、黄ごころ80(中が黄色く作りやすい中早生種)、千勝
 1〜2月どり:三宝、ほまれ、黄ごころ85
 耐病性品種:CR新黄、連作の畑で根こぶ病が発生し、代わりの畑がない場合は根こぶ病抵抗性品種を使うと被害が軽減できる。 

 3) 作り方
 畑の準備
 種まきの2週間前に1u当たり堆肥2kg、苦土石灰150g、ようりん40gを全面に施し耕うんします。その1週間後にB入低度化成肥料120gを施し幅120cmのうねを立てます。排水の悪い畑では高うねにして幅80cmのうねに1条植えとします。

 タネまき
 は種時期は10月どりで8月20〜25日頃、年内どりで9月1日、1〜2月どりで9月15日です。  ビールビンなどの底で株間40〜50cmになるようにうねの上を軽く押さえて浅いまき穴をつくり、1カ所5〜6粒まいて薄く覆土します。乾燥防止のために切りワラを薄く広げて十分にかん水します。特に畑が乾燥している場合は前もってかん水しておきます。
 10月どりは育苗する方がよく、8月15日以降には種して9月1〜5日に定植します。セルトレイ100〜150穴に1粒ずつまくか10cmのポリポットに3〜5粒まきます。ポリポットのものは本葉2枚の頃に1本に間引きます。

 間引き
 発芽後3回に分けて、遅れないようにていねいに行います。台風がくるような時は台風が通過するまで間引きを延ばします。1回目は発芽後混み合っている所を3〜4本に間引き、2回目は本葉3〜4枚のとき2本、3回目は本葉6枚のときに1本にします。

 追肥・中耕
 結球が始まる頃より急速に肥料を吸収しますので、肥切れさせないように注意します。1回目は本葉6〜7枚頃に高度化成肥料を1u当たり30g、2回目は葉が立ち始め結球が始まるときに1u当たり30gを施します。追肥後は除草をかねて軽く中耕します。2回目の追肥時よりも結球が進んだときに中耕を行うと根を傷めるので行わないようにします。

 防寒
 1〜2月どりのハクサイは結球期の寒害を防ぐために12月中下旬に頭部を外葉で包み、ヒモで軽く結束します。

 収穫
 結球が完了したもの(手で押さえてかたく締まったもの)から順次収穫していきます。収穫したら1〜2日乾かし水分を切ってから、1個ずつ新聞紙で包み、できるだけ低温で暗い場所に立てて貯蔵します。このとき横にして積み重ねると日持ちが悪くなります。

 4)病害虫防除
 耕種的防除:排水を良くし、肥切れしないようにすることが大切です。そのためには 堆肥を施用し、深耕して土作りに努めましょう。軟腐病の防除は早まきをやめ、根こぶ病は連作を避け、抵抗性品種を利用しましょう。また、育苗することで軽減できます。
 害虫はアオムシ、コナガヨトウムシ、アブラムシが発生します。ヨトウムシは卵塊の時やふ化直後、集団で葉をすかし状に食べているときに捕殺できれば、被害を避けることが出来ます。薬剤では定植時にオンコル粒剤を施用しましょう。発生を認めたら、エルサン乳剤(収穫21日前、5回以内)、ディプテレックス乳剤(収穫14日前、2回)などを散布します。