表面　　Ｔ, K, A [ B , CI , C] D , P , S
 裏面　　[ L , LL1, LL2, LL3]　※　[ ] 内は滑尺

2013/06写真変更 2010/02リンク修正 2008/08写真変更　2005/11作成

HEMMI No.P135Kは、計算尺愛好会の有志によって復刻された計算尺です。約300本を製作しています。
まだ案内所を残してありますので、経緯を知りたい方はそちらをご覧ください。

企画は計算尺愛好会、製造会社はHEMMIで、HEMMI社のNo.135、No.130をコピーしたものです。
コピーといっても、尺の配置をコピーしたのであって、原版は数値計算して製作しています。
現在HEMMI社で作成出来る物は片面型に限るので、作成しうる最高の物をという考えで技術用片面型のNo.135を選び、復刻サイズに合わせたわけです。

裏面右側に見えるマークはThe International Slide Rule Group "ISRG"のマークです。海外にも50本ほど出ています。

復刻はなかなかどうして大変な作業で、悪戦苦闘の末の製作でした。
工作精度が出ないというのは全く予想外で、再製作を余儀なくされ半年ほど製作が遅れました。
遅れた事に対してはどなたからも苦情はなく、半年の間待って頂けました。どうも有り難うございますm(_@_)m

現代においても計算尺は製作可能であった事は確かなのですが、恐ろしく高価に付くということはご承知置きください。
いまから「あ、欲しい」と思っても１本２本では製作できません。200本が最低ロットになります。何年かは原版を保存していますが、残念ながら再製作の見込みは全く立っていません。